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HOME > 農場管理獣医師協会が取り組み農場HACCP
農場管理獣医師協会が取り組む農場HACCP

1.はじめに
農場生産衛生向上体制整備促進事業はHACCP方式を活用した飼養衛生管理に取り組む農場を中心として、生産者、加工・流通業者等関係者が一体となった地域モデルの構築と消費者等への普及・理解醸成、農場HACCPの認証基準や認証の仕組み等について、生産者等関係者への普及及び認証基準の普及・指導等を行う農場指導員を養成することにより、農場HACCPの認証基準を取得する生産農場の増加を図り、我が国の畜産物の一層の向上と消費者の信頼確保を図ることを目的としている。
本事業は農林水産省の補助を受けて、社団法人中央畜産会(以下中畜)が実施するもので、そのうちの地域モデル構築事業の一部を農場管理獣医師協会(以下農獣協)が委託を受けて実施されたものである。
これとは別に、関連する農場飼養衛生管理認証体制整備事業があり、この二事業は平成21年8月に農水省が公表した畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準(農場HACCP認証基準)の普及を目指している。

畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準
(農場HACCP 認証基準)[PDF]
 

全体的なスキームは資料1[PDF100KB]  の通りである。
2.農場管理獣医師協会の取組み
消費者に安全な畜産物を提供することが目的のHACCPにおいてFarmtoTable、フードチェーンアプローチが確立されなければならない。農場のHACCP生産物を確実に消費者に提供するためには流通経路を明確にすることが、困難であるが重要である。
モデル事業の委託を受けて、埼玉県内二農場を選定して食肉処理センター、流通卸業者、小売業者を特定して消費者までの流通経路を明確にすることとした。直接的な関係者以外に生産、流通、衛生および消費者行政を所管する埼玉県の行政部署の横断的支援を要請し、さらに生産者、消費者団体および獣医師会などへ協力要請を行い農場HACCP構築に着手した。
以下に平成21年度のモデル事業の報告をする。
2-1.関東地域肉牛モデルの取組み機関と役割
当方の取り組み機関の関係と役割は資料2[PDF83KB]  の通りである。
2-2.取組み農場の概要
1)関口牧場

場所 埼玉県児玉郡上里町
沿革 平成8年酪農から肉牛経営に転換
規模 交雑種主体250頭(スモール導入)、一部繁殖肥育一貫(繁殖母牛43頭)
従事者 経営者(55歳)、妻、長男
製造品名 :「彩さい牛」
その他 FMVA認証システム取組、埼玉県優良生産管理農場認証、21世紀肉牛研究会

2)内田牧場

場所 埼玉県本庄市
沿革 家畜商のかたわら平成15年に肉牛経営を開始
規模 交雑種、和牛半々、100頭(素牛導入、雌主体)
従事者 経営者(52歳)、妻
製造品名 「彩さい牛」
その他 FMVA認証システム取組、埼玉県優良生産管理農場認証、21世紀肉牛研究会
その他:
3.地域モデル協議会
実施要領に基づき地域モデル協議会設置された。協議会の委員は以下の通りである。

  氏名 所属
会長 渡辺喜正 埼玉県畜産安全課
委員 落合健吾 熊谷家畜保健衛生所
委員 坂梨栄二 埼玉県保健医療部食品安全課
委員 伊藤学 埼玉県食肉衛生検査センター
委員 加藤昌弘 (社)埼玉県畜産会
委員 廣田美子 埼玉県生活協同組合連合会
委員 植村光一郎 (株)ミートコンパニオン
委員 大栗俊輔 森久保薬品(株)群馬事業部
委員 中野博志 共立製薬株式会社
委員 権田昌紀 (株)アスコ
委員 山本卓司 (株)アスコ
委員 西條智広 (株)いなげや商品統括本部
委員 関口博孝 関口牧場
委員 内田武 内田牧場
委員 飯田潔 農場管理獣医師協会(中央推進委員)
3-1.第一回地域協議会議事録
平成21年10月15日に本庄国際リサーチパークS402において農場生産衛生向上体制整備促進事業HACCP地域モデル構築推進協議(以下地域協議会)を開催した。
開会を宣した後、埼玉県農林部産安全課の渡辺喜正主幹が挨拶をした。
議事と決議内容は以下のとおりである。

1.議事

(1) 地域協議会委員長の選出
委員長に埼玉県農林部産安全課の渡辺喜正主幹が選任された。(2)以後の議事進行は渡辺委員長により行われた。
(2) 地域モデル(肉牛)関係機関の取り組みの関係図(前掲)
事務局より内容を説明し、了解された。
(3) 地域モデル(肉牛)推進協議会スケジュールと推進事項(資料2)
事務局より資料2.の内容を説明し、了解された。
(4) 地域モデルのHACCP構築に係る検討
事務局より説明し、各項目について以下のとおり決議した。
  イ) HACCP構築における12手順、7原則と彩の国畜産物生産ガイドラインのマッチング
彩の国畜産物生産ガイドラインのチェックポイントを最大限活用することを基本として、HACCP構築における12手順、7原則を満たすように修正することが了承された。具体的事項の取りまとめはHACCP専門家の(株)アスコHACCP室長の山本卓司委員が行うこととした。特にダイヤフローグラムの作成や各チェックリストの作成、全体的な構成を行う。
  ロ) HAの設定
ハザードは食中毒の原因菌で重要とされるサルモネラ、O-157と食肉の商品価値を減じることになる注射針の残留、外科手術時の縫合糸の残留とすることにした。
  ハ) CCPの設定
サルモネラ、O-157については定期的な検査(農場、屠体、小売店バックヤード)を行う。この他各項目についてチェックリストを作成して管理する。
  ニ) モニタリングの方法(農場、と畜場、流通・小売)
細菌検査については採材、検査ともに(株)アスコ検査室が行う。
  ホ) 検証方法(農場、と畜場、流通・小売)
HACCPのチーム構成員が行う。
  ヘ) 指導、改善方法
地域協議会、HACCPチームが一堂に会して検討する。

1.その他

第一回の地域協議会は消費流通関係の委員が欠席したため農場段階の協議が中心になった。第2回以降は消費者対応の協議(消費者現地説明会、消費者啓発講演会、パンフレットの作成等)を行うこととした。
議事に先立ち農場飼養衛生管理認証体制整備事業と農場生産衛生向上体制整備促進事業の概略の説明と、これまでの経過説明が事務局よりなされた。また、これに係る農場HACCP認証基準を参考資料として各委員に配布した。

HACCP地域モデル(肉牛)推進協議会事業推進スケジュールと推進事項

  10月 11月 12月 1月 2月 備考
地域協議会      
協議会現地調査      
調査結果報告書作成         50部
衛生検査(生産段階)       サルモネラ、O157
衛生検査(流通加工)        
衛生指導(生産段階)        
衛生指導(流通加工)        
検証       彩の国ガイドラインに基づく
消費者説明会(講演)         50人
消費者説明会(現地)         25人
パンフレット作成         5,000部、県内向け
ホームページ追加         農場管理獣医師協会,2農場
外部支援団体打合せ       7団体
(平成22年2月まで)
3-2.第二回地域協議会議事録
平成22年1月14日に本庄国際リサーチパークS401において農場生産衛生向上体制整備促進事業HACCP地域モデル構築推進協議を開催した。
開会を農場管理獣医師協会北村会長が宣し、渡辺協議会委員長が挨拶をした。その後、渡辺協議会委員長が議長となり議事を進行した。
議事と議決内容は以下のとおりである。

(1) 現地調査の進捗状況について
これまでの現地調査2回と対象2農場ごとに作成した関係帳票類について山本委員より詳細な説明があり、一部を除き記録も開始されている旨報告された。また、モニタリング対象のサルモネラ、O-157の細菌検査結果については全て陰性であり、清浄農場である旨の報告があった。
(2) 検証について
本HACCPモデルにおいては外部検証について、埼玉県優良生産管理農場認証における検証方法を参考に、内部検証は半年に1回、外部検証を年1回行うこととし、外部検証員に埼玉県家畜保健所職員で(社)中央畜産会が開催する農場指導員講習を受講したもので、本HACCPモデルの構築に係わっていないものが行うことで了解された。
(3) 流通、小売、消費者への対応について
  イ) 流通小売段階での衛生管理状況の把握について、(株)ミートコンパニオン、(株)いなげやで行われている管理状況(細菌検査成績等)を提供いただくことで了解された。
  ロ) 屠畜場におけると体のふき取り採材については埼玉県食肉衛生検査センターが対応することで了解された。
  ハ) 店頭におけるHACCP対応畜産物の表示について、事務局よりFMVA認証証明書にその旨を記載できることから、これを店頭に掲示し消費者にアピールできないかと提案があったが、販売店の販売戦略の関係があり、即答はできないとの意見が出て今後の課題となった。
  ニ) 消費者への対応について(4)、(5)の議事に対して消費者代表の廣田委員が対応することで了解された。
(4) 消費者現地説明会について
消費者現地説明会について「いちばの会」(資料別添)と共催することが了解された。
「いちばの会」の事務局と副会長が会の概要と以下の実施案を説明し了解された。
  イ) 日時:未定(3月上旬)
  ロ) 場所:埼玉県本庄周辺
  ハ) 共催団体:本庄早稲田研究推進機構「いちばの会」との共催
いちばの会=本庄地区の食品加工産業、生産者、消費者の集団、地場産品商農工連携を目指す
  ニ) 参集者:消費者(本庄地区、埼玉県内)、生産者、地域協議会委員等25名程度
  ホ) 形式:マイクロバスで農場(関口牧場「彩さい牛」)、昔帰りの会(野菜生産、加工)を視察説明の後、本庄市内レストラン「モンドール」で試食会
(5) 消費者講演会について
消費者講演会も「いちばの会」と共催することと、以下に示す実施案が了解された。
  イ) 日時:H22/02/1313:30〜
  ロ) 場所:IOC本庄早稲田
  ハ) 共催団体:本庄早稲田研究推進機構「いちば会」と共催
  ニ) テーマ:「FarmtoTable」農場の安全を食卓に―農場HACCP推進に向けて―
  ホ) パネリスト:
神田敏子(元全国消費者団体連絡会事務局長)
加地祥文(厚労省医薬食品局監視安全課課長)
山野淳一(農水省消費・安全局動物衛生課課長補佐)
山本卓司(アスコHACCP室長)
植村光一郎(ミートコンパニオン常務)
関口博孝(関口農場)
北村直人(農場管理獣医師協会長、座長)
  ヘ) 参集者:
消費者(本庄地区、埼玉県内)、開業獣医師(農獣協会員)、行政関係、生産者、流通、小売、外食関係など約100名程度
  ト) スタイル:
シンポジュウム形式
パネリスト一人20分程度の話題提供(合計100分)
総合討論(60分)
  チ) 提出資料:
話題提供用資料(印刷用、プレゼン用)
パネリスト略歴
  リ) 資料提出期限:2010/01/25頃まで
  ヌ) 資料提出先:
電話0495-23-7777、FAX0495-72-8703
e-mail:svrets1@yahoo.co.jp
(6) 消費者向けパンフレットの作成について
(社)中央畜産会と協議しながら進めることで了解された。
(7) ホームページ記載内容の検討について

各委員から提案をいただくき、検討を続けることで了解された。
以上の議事が議決された。
閉会の挨拶を(社)中央畜産会谷口参与が行い閉会となった。
3-3.第三回地域協議会議事録
平成22年3月26日に本庄国際リサーチパークS401において農場生産衛生向上体制整備促進事業HACCP地域モデル構築推進協議を開催した。
開会を農場管理獣医師協会北村会長が宣し、渡辺協議会委員長が挨拶をした。その後、渡辺協議会委員長が議長となり議事を進行した。
議事と議決内容は以下のとおりである。

(1) 事業の進捗状況について
平成22年3月26日まで事業進捗状況を以下の通り説明し了解を得られた。

月日 場所 内容
2009/07/21 熊谷市 埼玉県食肉衛生検査センター北部支所に協力要請
2009/08/07 さいたま市 埼玉県食肉衛生検査センター本所、和光分室に協力要請
2009/09/15 本庄市 FMVA全体会議
2009/10/14 本庄市 農場HACCP第1回地域協議会
2009/10/27 本庄市、上里町 HACCP第1回現地検討会
2009/10/31 上里町 (株)ミートコンパニオンと事業打合せ
2009/11/08 入間市 スーパーいなげやで販促イベント
2009/11/21 川越市 スーパーいなげやで販促イベント
2009/11/27 本庄市、上里町 HACCP第2回現地検討会
2009/12/09 本庄市、上里町 HACCP現地調査、農場細菌検査モニタリング
2010/01/14 本庄市 農場HACCP第2回地域協議会
2010/02/13 本庄市 HACCPシンポジウム、埼玉県、いちばの会後援
2010/03/09 和光市 枝肉モニタリング細菌検査
2010/03/09 本庄市、上里町 農場細菌検査モニタリング
2010/03/15 熊谷市 消費者と連携を考える意見交換会
2010/03/18 本庄市、上里町 HACCP農場現地指導
2010/03/19 本庄市、上里町 エコツアー、関口牧場見学、IOCいちばの会と共催
2010/03/20 埼玉県内 啓発パンフレット配布
2010/03/26 本庄市 農場HACCP第3回地域協議会

残余の事業はホームページの変更と報告書の作成であるが、現在作業を進めている旨説明がなされた。

(2) 報告書の作成について
報告書の作成について事務局が不慣れであることから、埼玉県職員の指導を受けたい旨、事務局から要請した。
(3) 次年度以降の取組みについて
本事業が公募によるもので不確定ではあるが、次年度も中畜が受託した場合には農獣協でも継続して事業を行いたい旨を説明し、了解が得られた。
(4) その他
農場生産衛生向上対策事業と農場飼養衛生管理認証体制整備事業について委員の飯田、中村がそれぞれ中央での議論の方向について報告があった。
4.HACCP衛生管理実証・検証
4-1.HACCPチームの編成
二牧場のHACCPチームは以下の通りである。

農場 関口牧場 内田牧場
リーダー 関口博孝 内田武
関口さよ子 内田美智子
関口卓真  
管理獣医師 大橋邦啓 大橋邦啓
HACCP資格者 山本卓司権田昌紀大栗俊輔 山本卓司権田昌紀大栗俊輔
検証・審査 熊谷家畜保健所
埼玉県畜産会
熊谷家畜保健所
埼玉県畜産会
4-2.現地調査
4-2-1.第一回現地調査
日時 平成21年10月27日
場所 関口牧場、内田牧場、アスコ児玉営業所会議室
出席者 落合、平田(熊谷家畜保健所)、大栗(森久保薬品)、山本、権田(アスコ)、金子(共立製薬)、関口(関口牧場)、内田(内田牧場)、飯田、大橋、中村(農獣協)
内容 関口牧場、内田牧場の現地調査

1.牛舎見取り図、牛の移動、飼料の受け入れ、導入牛の管理等の現状把握
2.大まかなフローダイヤグラムの作成
4-2-2.第二回現地調査
日時 平成21年11月27日
場所 本庄早稲田リサーチパーク会議室
出席者 平田(熊谷家畜保健所)、大栗(森久保薬品)、山本、権田(アスコ)、金子(共立製薬)、関口(関口牧場)、内田(内田牧場)、大橋(農獣協)
内容 フローダイヤグラムの作成、チェックシート(害虫駆除実施記録、牛舎農場周囲チェックシート、飼料タンク点検CS、飼料保管場所清掃CS、手洗い表CS、消毒槽交換CS、注射針管理台帳CS、導入牛CS、薬剤管理CS、来場者記録CS、牧場平面図、フローダイアグラム)の説明と検討、牧場内動線の確認
4-3.衛生検査(CCPに設定したサルモネラと大腸菌(O-157)の汚染度調査)
4-3-1.第一回農場検査
平成21年12月9日に二農場の糞、床、飼槽等から採材を行い(株)アスコの検査所で検査した。結果はいずれも陰性であった。
4-3-2.第二回農場検査
平成22年3月9日に二農場の糞、床、飼槽等から採材を行い(株)アスコの検査所で検査した。結果はいずれも陰性であった。
4-3-3.第一回と体ふき取り検査
平成22年3月9日に埼玉県食肉衛生検査センター和光分室で二農場のと体の採材を行い(株)アスコの検査所で検査した。結果はいずれも陰性であった。
細菌検査結果は資料3[PDF3.13MB]  に示す。
5.検証
5-1.農場検証
平成22年3月18日に農場検証を行った。埼玉県優良生産管理農場認証における検証方法を参考に、外部検証員に埼玉県家畜保健所職員で、本HACCPモデルの構築に係わっていないものが行い、HACCPチームが同行した。
5-2.検証時点でのHACCP構築の文書化
記録され文書化したものの一部を資料4に示す。

関口牧場 フローダイアグラム[PDF18KB] 
関口牧場 検査結果港北署[PDF1.8MB] 
関口牧場 コミットメント[PDF780KB] 
内田牧場 フローダイアグラム[PDF30KB] 
内田牧場 チェック表[PDF2.0MB] 
内田牧場 コミットメント[PDF778KB] 
6.消費者現地説明・勉強会
6-1.シンポジウム
消費者啓発シンポジウムを下記の通り開催した。

日時 平成22年2月13日13:30〜16:30
場所 早稲田リサーチパークコミュニケーションセンター
〒367-0035埼玉県本庄市西富田1011
テーマ 「FarmtoTable」農場の安全を食卓に―農場HACCP推進に向けて―
講師 神田敏子(元全国消費者団体連絡会事務局長)、加地祥文(厚労省医薬食品局課長)、山野淳一(農水省消費・安全局課長補佐)、山本卓司(アスコHACCP室長)、植村光一郎(ミートコンパニオン常務)、関口博孝(埼玉県児玉郡関口牧場)、北村直人(農場管理獣医師協会長)
参集者 埼玉県内消費者、開業獣医師(農獣協会員)、肉用牛生産者、後援団体関係者
参加費 無料
スタイル シンポジュウム形式、講師1人20分程度の話題提供(100分)、総合討論(約60分)
後援 埼玉県、(財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構、本庄早稲田「食の安全・いちば」の会
講演要旨 別添[PDF208KB] 別ウィンドウで開きます

参加者は95名であった。参加者の内訳は以下の通りである。

平成22年2月13日シンポジウム出席者の内訳
農獣協会員 21世紀肉牛研究会 行政 農場 消費者
20 8 20 12 15
流通関係 報道 合計  
10 8 15 93  
6-1-1.パネルデスカッション
パネルデスカッションの発言(要旨)は資料5[PDF210KB] の通りである。
6-1-2.消費者アンケート
消費者アンケートの集計結果は資料6[PDF31KB]  の通りである。
6-3.エコツアー
本庄早稲田「食の安全・安心」いちばの会と共催消費者現地説明会を下記の通り開催した。

日時 平成22年3月19日 10:00から15:00
集合場所 早稲田リサーチパークコミュニケーションセンター前
見学場所 1.児玉郡上里町関口牧場(埼玉県優良生産管理認証牧場、農場HACCP取組牧場)
2.味輝(自然酵母パン製造、販売)
3.レストラン「モンドール」(彩さい牛の試食)
参加費用 昼食代

参加者は35名であった。
6-4.消費者啓発パンフレット
別添の消費者啓発パンフレット2,000枚作成し、農獣協の会員と地域モデル協議会の委員および関係機関に配布し、一般消費者に配布説明し農場HACCPの啓発を行うよう要請した。
配布した消費者啓発パンフレットを資料7に示す。
6-5.ホームページ
本事業の取組みを広報するために農獣協、関口牧場ならびに内田牧場のホームページに概要を掲載した。
URLは以下の通りである。

関口牧場 http://www.geocities.jp/svrets/farm/sekiguchi/ 
内田牧場 http://www.geocities.jp/svrets/farm/uchida/ 
7.総括
7-1.全体的な枠組みの構築
消費者に安全な畜産物を提供することが目的のHACCPにおいてFarmtoTable、フードチェーンアプローチが確立されなければならない。農場のHACCP生産物を確実に消費者に提供するためには流通経路を明確にすることが重要である。この視点たって直接的な関係者以外に生産、流通、衛生および消費者行政を所管する埼玉県の行政部署の横断的支援を要請し、さらに生産者、消費者団体および獣医師会などへ協力要請を行い農場HACCP構築に着手した。
今回のモデル構築では全体の枠組み作りが関係者の理解を得られて、非常にうまく行った。とくに、今まで接点のなかった消費者と、県の衛生部門との関係作りができて、今後の事業推進に寄与することが期待できる。
7-2.農場でのHACCP構築
今回の主目的である農場HACCPの構築について、当方の選定農家が家族経営の農場であり、認証基準を満たすレベルに到達することは設備、人材の面から極めて困難であると思われた。一方、HACCP構築を支援する側の人材は、農獣協の会員と家畜保健所の職員の中で確保できた。このことは、農場側の条件が整えば普及が進む可能性があることを示している。
7-3.農場HACCPの効果
約半年の事業であったので経済的な効果は全く見られていないが、農場側の意識の変化は確実に現れている。農場内を整理整頓し、衛生的に管理するようになったし、記帳も励行するようになった。今後の進展が期待できる。
7-4.消費者への対応
消費者が求める農場HACCPとならなければ普及は限定的にならざるを得ない。その意味で消費者への啓発は農場でのHACCP構築と同程度に重要である。農場HACCPを一般消費者に説明し理解してもらうことはきわめて難しいが、理解してもらわなければ購買につながらない。消費者はわけの分からないものは買わない。
今回、消費者向けにシンポジウムと現地説明会を行い、参加した消費者には好評であった。続けてやって欲しいとの要望もあり、消費者も生産現場の情報を欲していることが分かった。今後も生産現場から情報を発信することが重要である。
7-5.課題
課題は山積している。今回の取組みで明らかになった項目だけを列挙する。

・農場のメリットが不明確
・全般的に理解が不足しており、消費者が求めているとは思えない
・認証までの道のりが見えない
・費用がいくら掛かるのか分からない
・農場から先の流通小売における対応がない
8.おわりに
平成21年7月に中畜から農獣協に、国より委託を受けた農場生産衛生向上対策事業(平成21年度食の安全・消費者の信頼確保対策事業=農場HACCP地域モデル構築事業)と農場飼養衛生管理認証体制整備事業について協力要請があった。農獣協としては会の目的に合致することから、モデル構築事業の委託を受けることになった。
本事業を推進するにあたり、農林水産省と中畜の指導の下、埼玉県の農林部畜産安全課、保健医療部食品安全課、食肉検査センターおよび熊谷家畜保健衛生所の全面的な支援を得て、参加した2農場と全農獣協会員の協力を得た。このほか埼玉県生活協同組合連合会、(株)ミ−トコンパニオンおよび(株)アスコなど外部の諸団体からも支援をいただいた。地域協議会の委員には熱心に討議をしていただき、シンポジウムの参加者と講師の諸先生のおかげで消費者の理解醸成も進んだ。
ここに、ご協力をいただいた多くの関係者に深謝する。
以上をもって農場生産衛生向上対策事業(平成21年度食の安全・消費者の信頼確保対策事業=農場HACCP地域モデル構築事業)の関東地域肉牛モデルの事業報告をする。
 
平成22年3月31日
農場管理獣医師協会
会長北村直人
 
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